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かつての「中2トリオ」 34歳・稲田法子、バルセロナ世界選手権狙う

2012年11月21日(水曜日)13時16分 配信

■競泳の世界選手権 来夏に開催

 「バルセロナでもう一度」-。1992年バルセロナ五輪で、金メダリスト岩崎恭子らとともに「中2トリオ」として注目された競泳女子背泳ぎの稲田法子(セントラルスポーツ)が、思い出の地で開催される来夏の世界選手権を虎視眈々(たんたん)と狙っている。
 バルセロナ、2000年シドニー、04年アテネと五輪3大会に出場した34歳。今秋は短水路(25メートルプール)で争われるワールドカップ(W杯)3大会に参戦し、100メートル3位が2回、50メートルでは26秒99の自己ベストを出して優勝するなど2勝を挙げ、12月12日にトルコで開幕する世界短水路選手権の史上最年長代表に決まった。
 「みんな若いよぉ」。今月中旬、男女代表29人が集結した強化合宿では本音を漏らしながら、マイペースを貫いている。「若ければ泳いだだけ強くなるけど、今は疲労が…。基本は技術重視なので、自由にさせてもらっている」。大ベテランの特権だ。
 アテネ五輪後に一度は引退した。だが、07年末から2年にわたる米アリゾナ州でのコーチ留学を通じ「泳ぎを改善すれば、もっとできるのでは」と競泳熱が再燃。10年4月に現役復帰した。今年4月のロンドン五輪代表選考会では、100メートルの派遣標準記録に0秒09及ばず切符を逃したが、気持ちはすぐに来夏のバルセロナへ向いた。
 拠点を置く米国での練習は週3日程度。その分、海で黙々と泳ぐ独自のトレーニングも取り入れ、量を補う。
 女子100メートル背泳ぎは激戦区で、ロンドン五輪銅メダルの寺川綾(ミズノ)がすでに世界選手権代表に内定している。友人たちには「まだやっているの?」と笑われるというが、わが道を行く小麦肌のスイマーは「あと1枠にぜひ入りたい」と気合十分だ。

産経新聞より

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