2012年10月10日(水曜日)09時25分 配信
志布志市は7日、男子200メートル平泳ぎで世界新記録を樹立した県立志布志高校3年、山口観弘(あきひろ)選手(18)の功績をたたえ、市民栄誉賞を贈った。同賞は山口選手の快挙を機に市が新設した。
授賞式は志布志運動公園屋内温水プールで開かれ、関係者ら約350人が参加。表彰状を手渡した本田修一市長は「山口君は市民に勇気と感動を与えてくれ、後輩たちの大きな目標となる」と祝福した。
山口選手は「このプールで練習を始めて13年。世界新記録は最終目標ではなく、油断せずに世界選手権、リオデジャネイロ五輪を目指して頑張りたい」と抱負を述べた。
この後、山口選手が“世界一の泳ぎ”を披露。幼いころから所属する「志布志ドルフィンズスイミングクラブ」の後輩たちから「すごい」と歓声が上がった。
山口選手は9月に岐阜市で開かれた「ぎふ清流国体」で世界新記録を達成。4年後のリオ五輪の金メダル候補として一躍脚光を浴びている。
朝日新聞10月9日朝刊より