銀、銅メダルの松田選手に県民栄誉特別賞

2012年9月13日（木曜日）09時12分 配信

ロンドン五輪競泳の男子２００メートルバタフライで銅、メドレーリレーで銀メダルを獲得した松田丈志選手に、県は１１日、県民栄誉特別賞を贈った。松田選手の受賞は北京五輪で銅メダルを獲得した０８年に続き２回目。久世由美子コーチにも感謝状を贈った。
　授賞式で、河野俊嗣知事は「２大会連続の銅メダルだが、輝きや重みは前回以上で、県民や子どもたちに希望を与えた。活躍は久世コーチの存在なくしてなかった」と授与理由を説明。飫肥杉でできた賞状を受け取った松田選手は「これからも希望と活力を与えられるよう精進したい」と喜びを語った。
　式後、河野知事と懇談した久世コーチは「『松田記念プール』ができたら、という構想がある。ぜひお願いします」と要望。知事は「松田選手の思いを受け、しっかり考えないといけない」と話した。松田選手も取材に「水泳を通して子どもたちの頑張る気持ちや心身の経験を培う場所があったらと思う」と建設に期待を込めた。