2012年9月11日(火曜日)09時16分 配信
ロンドン五輪競泳男子400メートル個人メドレー銅メダルの萩野公介(18)=御幸ケ原SS、栃木・作新学院高3年=が進学先を東洋大に絞ったことが10日、わかった。東洋大では、かつて北島康介(29)=日本コカ・コーラ=を育てた平井伯昌日本代表ヘッドコーチ(49)が来春から法学部准教授に就任し、水泳部を指導することが決まっている。
関係者によると、萩野は同種目金メダルのライアン・ロクテ(28)=米国=を育てたグレッグ・トロイ・コーチ(61)のいる米フロリダ大や、北京五輪後に北島が拠点を置いた米南カリフォルニア大から入学を打診されたが、語学の問題などからこれを断念。東洋大に進み、平井コーチから指導を受ける決断をしたという。
栃木県のクラブを離れる萩野は「新しい環境で4年後を目指したい」と話しているという。平井コーチは男子平泳ぎの北島康介(日本コカ・コーラ)を育て、ロンドン五輪では寺川綾(ミズノ)を銅メダルに導いた。東洋大は昨年、東京都板橋区に室内の50メートルプールを完成させた。8月に男子200メートル平泳ぎで北島の日本記録に0秒06と迫る2分7秒57を出した鹿児島・志布志高3年の山口観弘(志布志DC)も進学を決めている。