2012年8月29日(水曜日)17時33分 配信
記憶にも新しい、男子メドレーリレーですが、すごく良かったと思います。
以下のような記事になりうれしい限りですよね。
しかし、日本の男子自由形はどうにかしないといけない。課題はもう30年以上も続いている。
zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20120824-00000304-sportiva-spo
【水泳】五輪男子400mメドレーリレー、最高のチームはこうしてできた
webスポルティーバ 8月24日(金)12時30分配信
五輪では過去2大会、平泳ぎの北島康介がチームを牽引して、銅メダルを獲得している男子メドレーリレー。その国の競泳の総合力が問われる種目だけに、選手たちの意識は高い。ロンドンヘ向けて「今度こそ金を」との掛け声は高かった。
だが、その前途は暗澹(あんたん)としていた。4月の日本選手権では4×100mフリーリレーが五輪派遣標準記録を突破できず、自由形短距離のスペシャリストが足りないチーム構成になってしまったのだ。
さらに100mバタフライでは藤井拓郎が派遣標準記録を破れず、メドレーリレー要員としてのみ代表に加わることになった。北京五輪のメドレーリレーにはバタフライで出場した藤井は、100m自由形の日本記録保持者でもある。そんな彼が自由形を泳げばバタフライが手薄になり、バタフライを泳げば自由形がいなくなるピンチだった。
その穴を埋めようとメンバー入りを狙ったのが、200mバタフライで銅メダルを獲得した松田丈志だ。競泳の選手なら誰もが、メドレーリレーのメンバーに入ることに憧れる。松田は200mでのスピード強化という目的もあり、日本選手権でも100mに出場した。だが強豪国の第3泳者と競り合うだけのタイムを出せるかどうかは未知数だった。
さらにロンドンに入ると新たな不安も生まれた。大黒柱の北島の調子が上がっていなかったのだ。
競泳最終日の前夜。チームのメダルラッシュの勢いを得て、メンバーの気持ちは高ぶっていた。バタフライでの出場が決まった主将の松田は、入江と藤井に声をかけ、「個人でメダルがなかった北島さんを手ぶらで帰すわけにはいかないぞ」と3人で密かに誓いを立てたという。
その気合いがレースにも表われた。スタートの入江は100m背泳ぎ優勝のクレバー(アメリカ)に次ぎ、2位で北島に引き継いだ。北島はハンセンを追うと、群を抜くスピードでトップに立つ。2人ともタイムは個人の決勝を上回った。続く松田のラップタイムは51秒20。フェルプス(アメリカ)にわずかにかわされたが、8人中2番目のタイムで事前の不安を吹き飛ばす。最後は藤井が100m自由形の銀メダリスト、マグヌッセン(オーストラリア)の追い上げを0秒32かわして2位でゴールした。
北島は「今回はひとりひとりが自信を持ち、やるべきことをやった、本当にいいチームだった」と振り返る。また、五輪のメドレーリレーを初めて経験した入江も「いつかはアメリカを抜くようなチーム力をつけたい」と意欲を見せた。
チームだから力以上のものを出せる。そんな4人の気持ちが銀メダルに届いた。