2012年8月3日(金曜日)09時00分 配信
ロンドン五輪は2日、競泳男子200メートル背泳ぎ決勝が行われ、入江陵介選手(イトマン東進)が1分53秒78で銀メダルを獲得した。100メートルの銅メダルに続いて今大会2個目のメダルを獲得した。
1位 タイラー・クレアリー 米国 1:53.41
2位 入江 陵介 日本 1:53.78
3位 ライアン・ロクテ 米国 1:53.94
6位 渡辺 一樹 日本 1:57.03
レース後のコメント
入江選手
「最後の50メートルは(隣のコースのライアン・)ロクテ選手を追いかけていい感じでいけたので、『1』という文字を見たかったです。すごい残念です。ロクテ選手がずっと先行しているのは見えたし、落ち着いてレースはできました。今できる100%のレースはできました。悔しい思いはすごいあるんですけど、力を出し切ったので今のこの順位を受け止めます。プラン通りなんですけど、もっとタイムを出さないといけなかったです。ロクテ選手を意識しつつも、自分のレースをすることを考えて、それはできたと思います。ロクテ選手には勝ちましたけど、1位は取れなかったので変化はないです。
落ち着いてオリンピックの舞台で自分のレースをできたし、最後の競り合いで勝てたこともひとつの収穫だと思います。負けたこともロクテ選手に勝てたこともすべていい経験にして、まだ僕のオリンピックは終わっていないので。ロンドンで引退するつもりもないし、リオまでやるつもりです。この悔しさをもって4年後にさらに強くなった自分をリオの舞台で証明したいです。金メダルを取ることは容易なことではないですし、誰しもが分かってると思います。(北島)康介さんの2冠3連覇を期待していたし、(男子200メートルバタフライで2位に敗れたマイケル・)フェルプス選手もそうですけど。世代交代が起きている大会じゃないかと感じています」
渡辺選手
「決勝に残って、順位もタイムも上を目指しました。そういう泳ぎができたので去年よりも進歩したかなと思います。(電光掲示板を見て)ベストタイムを狙っていたので、少し残念でしたが、泳ぎ自体は納得のいくものでした。決勝で泳ぐのと泳がないのとでは全然違うと思います。そういう意味で、この2年間は自分の中で大きく成長できたと思います。
準決勝を泳いで決勝に残って、そこからもっとタイムを上げられればよかったんですけど、上げられなかったのでそこをまたひとつの課題としてやっていければいいと思います。こういう世界のトップの舞台で戦えるのはすごい幸せなことですし、とても楽しいです。まだまだ勝負したいという気持ちでいます。もっともっと上を目指していきたいなと思います」