鈴木選手、銅メダル！

2012年7月31日（火曜日）09時32分 配信

ロンドン五輪は30日、競泳女子100メートル平泳ぎ決勝が行われ、日本の鈴木聡美（山梨大学院）が1分6秒46で銅メダルを獲得した。

1位　ルタ・メイルティテ　リトアニア　1:05.47
2位　レベッカ・ソニ　米国　1:05.55
3位　鈴木 聡美　日本　1:06.46

レース後のコメント
「率直な気持ち、本当にうれしいです。初めてオリンピックに出ただけでも本当にうれしいんですけど、それでいて準決勝、決勝と駒を進めることができて、うれしい、うれしいの続きで、まさか端の１コースで表彰台に上れるとも正直思ってなかったので。それでも自分の泳ぎに集中できたのが、銅メダルを取れた一番の勝因かなと思います。
スタートのやり直しは、いきなり“ピッ”と鳴って『え！？』と思って正直びっくりしましたけど、そこまで動揺はなくて、『あー、びっくりした』という軽い気持ちでずっと笑っていました（笑）。逆に緊張がほぐれた感じでしたね。この大舞台でこういったアクシデントが起きるというのは、本当にびっくりもしますけど、逆に普段の練習中に起こった出来事（と同じ）かなと思いながらレースをしました。
入場したときはすごく緊張してましたね。こうやって首に手を当てて脈を計っても、顔は笑顔をつくってるんですけど、やっぱり脈が早くて（笑）。それでどうしようと思ってたら、あのアクシデント。逆に緊張がほぐれて、いい緊張感になったので良かったです。
後半部分で隣のリーゼル・ジョーンズ選手（豪州）は少し見えたんですが、もう最後の２５メートルは一切周りを見ずに自分との戦いで、とにかく死に物狂いで泳ぎました。やっぱり端っこのコースなので、ターンも左を向くのでほかの選手が見えないですし、本当に１コースってみなさん不利なコースと思うかもしれないですが、私は逆に端のコースは自分の泳ぎに集中できるなという風にとらえて泳ぎましたので、本当に良かったです。
ここに来る前の合宿や練習中ではメダルを取りたいと言っていましたけど、正直、実績とか自分の記録的にはどうなんだろうなって思っていましたので、メダルを取る自信は半分半分というのはありましたね。大舞台で自己記録を更新することと、更新したうえでメダルを取ることが目標だったので。結果的に自己記録には及ばなかったんですけど、メダルを取ることができて良かったです」