2012年7月27日(金曜日)08時48分 配信
競泳男子400メートル個人メドレーに出場する17歳の萩野公介選手(みゆきがはらSS、栃木・作新学院高3年)が、日本勢のメダル第1号へ好感触をつかんだ。26日午前、水泳センターのプールで練習を行った。本番会場の水泳センターで約2時間練習し、スタートなどの確認を行った。
初日(28日)の予選、決勝に向け、泳ぎに加えスタート練習も行うなど、最終調整に余念がなかった。持ちタイムはロクテ、フェルプスに次ぐ3番手。日本代表の平井ヘッドコーチも「萩野はいい。泳ぎも大きいし、落ちついている」と絶賛しており、大きな期待を持たせる仕上がりだ。
大会期間中の指導を担当する平井ヘッドコーチは「あんまり言うとプレッシャーになるけれど、かなりいいです。体もちょっと大きくなって、泳ぎも大きい」と仕上がりに太鼓判を押した。
4月の日本選手権で自己ベストを4秒32更新して出した日本記録の4分10秒26は、今季のランキングでロクテ、フェルプス(ともに米国)に次ぐ出場選手中3番手。決勝では4分8秒台を視野に入れる。上位2人は強敵だが「(3位は)誰にでもチャンスはある」と見ている。
過去2大会の「競泳メダル1号」は、いずれも大会2日目の男子100メートル平泳ぎで金メダルの北島康介だった。競泳では00年シドニーの北島以来の男子高校生代表となった「コースケ」には、高校生の北島が果たせなかった表彰台、そして日本のメダル1号の期待が膨らんでいる。活躍を楽しみにしています!