2012年5月9日(水曜日)08時52分 配信
8日、日本水泳連盟は常務理事会を開き、ロンドン五輪競泳代表の海外高地合宿を予定通り実施することを決めた。合宿は6月に米アリゾナ州フラッグスタッフと、フランス・フォントロミューで実施する。松田丈志選手(コスモス薬品)、寺川綾選手(ミズノ)ら計8人が参加を予定している。
ダーレオーエン選手(ノルウェー)が4月にフラッグスタッフでの高地合宿中に急死。日本水泳連盟はこれを受け現地の情報を収集し合宿実施の可否を検討したが、同選手の死亡と合宿との因果関係は明らかにならなかった。低酸素状態での心電図測定や医師の合宿帯同などの対策を取った上で予定通り実施する。泉正文専務理事は実施に踏み切った理由について、「(死因の解明には)まだ時間がかかる。選手からの強い希望もあって決めた」と説明した。