2012年4月7日(土曜日)18時03分 配信
TOBIUO JAPAN Journal
競泳日本代表チーム「トビウオジャパン」オフィシャルブログより
tobiuojapan.org/
今朝は男子50m自由形、女子50m自由形、男子100mバタフライ、男子1500m自由形の4種目が行われました。レース結果と選手たちのコメントを掲載します。
男子50m自由形
100m自由形ではまさかの予選落ちを喫した伊藤健太(中京大学)が予選トップ通過。好調の川内勇輝(自衛隊体育学校)が2位、塩浦慎理(中央大学)が3位通過。
伊藤健太(中京大学):
100mでの失敗があって、予選を泳ぐまで自分の状態がわからなかった。予定通りのタイムではないが、感覚通りのタイム。100mのあとは気持ちを切り替えて50mでの派遣標準を視野に入れている。準決勝で日本記録に近いタイムで泳いで、失敗を取り戻したい。
女子50m自由形
昨日100m自由形で派遣標準記録を突破した上田春佳(キッコーマン)がスピードのある泳ぎでトップ通過。松本弥生(日本体育大学大学院)、萩原智子(山梨学院)らベテラン勢と高校生で勢いのある内田美希(スウィン館林)らが続く。
上田春佳(キッコーマン):
思ったより速い。100mでスピードを出すためにも50mでしっかりスピードを上げたい。もっとタイムを上げて、50mの選手たちになんだコイツはと思わせたい。
松本弥生(日体大大学院):
予選にしてはまあまあのタイム。準決勝はとりあえず日本新を狙って、決勝では派遣標準記録を狙いたい。崖っぷちなので頑張ります。
萩原智子(山梨学院):
朝なのでこんなもんかと。昨日の疲れが抜けきれていなくて、キックが入っていなかった。準決勝では明日につながるレースをしたい。
内田美希(スウィン館林):
思ったより身体が動いたが、タイムは思ったほど上がっていない。準決勝から派遣標準記録を切れるように、しっかり調整したい。
男子100mバタフライ
予選からこの種目の第一人者・藤井拓郎(KONAMI)と200mバタフライの松田丈志(コスモス薬品)が並んで泳いだ。最後までほぼ並んだままのレース展開で、藤井がわずかにリードしてフィニッシュ。3組目で泳いだ河本耕平(SNW)を含め3名が予選から52秒台をマークした。
藤井拓郎(KONAMI):
ちょっと昨日の疲れもあったので、52秒台はまずまず。松田選手と同じペースで泳げば間違いなく残れると思って泳いだ。次からが勝負。準決勝で手応えを掴みたい。
松田丈志(コスモス薬品):
200m自由形から200mバタフライのときほど身体のダメージはない。メドレーリレーで泳ぎたいという気持ちもあるし、今大会はこれで最後なので準決勝、決勝としっかり泳ぎたい。
女子200m背泳ぎ
100mでは惜しくも派遣標準記録に0秒02届かず悔しい思いをした酒井志穂(ブリヂストン)がまずはトップ通過。この種目での活躍が期待された赤瀬紗也香(SA新城)が予選17位で姿を消した。
酒井志穂(ブリヂストン):
泳ぎの感覚を大事に泳いだ。100mがだめだったので、レース感を確かめた。100mが終わった日は1日中泣いて、3時頃まで寝付けなかった。もう切り替えは出来ている。200mで優勝して、納得いく結果を出したい。
男子1500m自由形
予選最終2組で泳いだ山本耕平(鹿屋体育大学)が15:11.27で予選をトップ通過。同組で泳いだ平井彬嗣(柏洋・柏)が2位。日本記録保持者の宮本陽輔(鹿屋体育大学)、実力者の瀧口陽平(中央大学)が4位に付ける。
山本耕平(鹿屋体育大学):
軽く行こうと思っていた。思っていたよりタイムもよかった。五輪で戦うためには余裕をもって派遣標準記録を切らなければいけない。前半の思い切りがないと後半勝負どころでスピードが上がらなくなるので、思い切りをもって泳ぎたい。(先輩の)宮本選手と一緒にオリンピックへ行きたい。
宮本陽輔(鹿屋体育大学):
とりあえず残れればと思って泳いだ。明日に力を残して泳ぎたかった。(隣で泳いだ瀧口選手には)泳ぎで離してもターンですぐに追いつかれる。明日の決勝は、14分50秒が目標。日本記録保持者として、いい泳ぎを後輩たちに見せたい。
瀧口陽平(中央大学):
勝負は明日なので、ラクにいい感じで泳げればと思っていた。400mから時間が空いたので、予選泳いでちょっと刺激が入った。これに懸けて練習して来た。諦めなければ行ける。14分50秒台前半を出して、しっかり代表に入りたい。