2012年4月6日(金曜日)13時49分 配信
第5日目予選結果コメント
TOBIUO JAPAN Journal
競泳日本代表チーム「トビウオジャパン」オフィシャルブログより
tobiuojapan.org/
ロンドン五輪選考会第5日目の予選競技が終了しました。
今朝は男子200m背泳ぎ、女子200m平泳ぎ、男子200m個人メドレー、女子800m自由形の4種目が行われました。レース結果と選手たちのコメントを掲載します。
男子200m背泳ぎ
世界水泳上海銀メダリストの入江陵介(イトマン東進)がまずはトップ通過。同じく世界水泳上海ファイナリストの渡邉一樹(セントラルスポーツ)が2位通過。3位の多田邦徳(スウィン鴻巣)までが1分58秒台で予選を通過した。
入江陵介(イトマン東進):
朝一で重かったが、タイムはまあまあ。ロンドンでも同日程なので、しんどいとも言ってられない。今日の記録はちょっと遅いが、明日に向けていいレースをするための予選。準決勝ではいいレースをしたい。前半速く入らない限りは、いい記録は望めないのでそこを意識したい。準決勝では150mまでのラップを意識して泳ぎたい。
渡邉一樹(セントラルスポーツ):
大きめの泳ぎで気持ちよく泳ぐことを心がけた。タイムも悪くないし、調子は凄くいいと思う。もうちょっと遅いかなと思ったくらいなので、1分58秒台は納得のいくタイム。準決勝ではもう少しテンポを上げて、タイムを上げて、決勝につながるようなレースをしたい。
女子200m平泳ぎ
最終3組目で泳いだ渡部香生子(JSS立石)と茂木美桜(ルネサンス土気)が2分25秒台で泳ぐと、次の組で泳いだ世界水泳代表組・鈴木聡美(山梨学院大学)、金藤理絵(Jaked)も2分25秒台で来た。予選から2分25秒台が4名、26秒台が2名というハイレベルな争い。
鈴木聡美(山梨学院大学):
伸びのある泳ぎを心がけて泳いだ。ベスト+2秒なので、順調に来ている。100mでの思いっきりスピードを上げた勝負から、一気にリラックスした泳ぎに切り替えた。準決勝では気を引き締めて、タイムを上げたい。
渡部香生子(JSS立石):
全体的にいいタイム。前半ちょっと遅かった。タイムというよりは出遅れていた。200mをメインに考えてきた。”100mは100m。200mでいい結果を出そう”と100mのレース後はコーチに言われた。スタートが遅いので、修正して準決勝、決勝ではどんどん上げて、代表入りしたい。
金藤理絵(Jaked):
タイム的には狙い通りだった。でもちょっと頑張っていたかな。昨年のジャパンオープンでは予選で失敗していたので、100mターン後にタイムを確認して、ちょっと遅いと思って後半頑張った。
男子200m個人メドレー
北京五輪ファイナリスト高桑健(自衛隊体育学校)は今大会初レース。得意の400m個人メドレーでは代表権を逃した瀬戸大也(JSS毛呂山)との競り合いの中、予選では唯一の派遣標準記録突破。最終組で泳いだ萩野公介(御幸ヶ原SS)は日本記録を大幅に上回るペースで前半を折り返し、余裕をもった泳ぎで3位通過。
高桑健(自衛隊体育学校):
今大会一発目のレースだったので、刺激を入れる意味でそこまで抜かず、でも力まずに泳いだ。去年代表落ちしてから吹っ切れない時期があったが、周りの人たちに励まされた。それで頑張れた。昨日一昨日からは、”やってやろう”という気持ちが強くなった。準決勝では今より挙げて、1分59秒前半を出したい。
瀬戸大也(JSS毛呂山):
予選から2分を切って行こうと思っていた。まだ前半積極的に行けていないので、準決勝ではそこを試して、決勝に繋げたい。400mは4年後にまたチャレンジするが、200mでは今日、明日頑張りたい。準決勝ではベストの1分59秒5は上回りたい。
萩野公介(御幸ヶ原SS):
軽い感じで泳いでいい記録だったので、いいと思う。メンタル的にも、200mに向けて調整してきた。1分59秒台が出たので準決勝は1分58秒台で軽くいきたい。
女子800m自由形
予選では隣のコースで泳いだ地田麻未(東京SC)と藤野舞子(FBインターナショナル)が8分36秒台で1位、2位通過。派遣標準記録まではあと10秒ほど。
地田麻未(東京SC):
前半のタイムが遅すぎるので、後半上がって当たり前。周りは関係なく自分のレースが出来るようにしたい。決勝では必ずベストを出して、しっかり納得のいくレースをしたい。
藤野舞子(FBインターナショナル):
とりあえず予選は残ることだけが目標だった。派遣標準記録はあと10秒。積極的にタイムを上げて行きたい。後半きつくて、ターンのときに泳ぎがブレた。そこを修正したい。とにかく最後なので、派遣標準記録を切って、代表に入りたい。