高校生の頃のお話です・・・・。
ある試合で、遠征にでかけました。
普段は部員同士、あまり一緒に寝泊りすることがない為、すごく楽しみでした。
しかし、引率の先生からは、「消灯は10時!それ以降は絶対に出歩くな!!」 とクギをさされていました。
夜、楽しくて仕方ない私たちは、なかなか寝付けません。
そんな時、友人が先輩に「俺のTシャツを洗濯して来い」と命じられました。
時間はすでに12時を回っています。しかし先輩の命令には逆らえず友人は洗濯機のあるロビーへと出かけていきました。
5分後・・・・・。廊下から大きな声が聞こえます。
恐る恐るドアを開けてみると、友人が先生に怒られています。
「門限10時って言ってるだろうが!なにしてるんだ!!」
「すみません!」
「すみませんじゃない!何をしているんだといってるんだ!」
「せ、洗濯です!」
先生の顔は真っ赤です。友人もビビリまくっています。
「見ればわかる!!なぜ、こんな時間に洗濯しているんだ!わかるように、1から説明しろ!!」
あまりの恐怖からか、この時点で友人の思考回路はパンクしてしまいました。
「1、洗濯物を洗濯機に入れる! 2、100円玉を投入する!!・・・・・」
なんと、コインランドリーの使用方法を1から説明しはじめたのです。
「お前、なめてるのか〜!!もういっぺん言ってみろ!!!」
先生は大激怒。
「はい!! 1、洗濯物を入れる・・・」
「ふざけるな!!!!」
「すみません! 1、洗濯物を入れる 2、100円玉を・・・・・」
彼はもう半泣きです。
結局20回くらい、彼はコインランドリーの使用方法を先生に説明し、最後は 先生にあきれられ釈放されました。
帰ってきた友人は、涙と鼻水で顔がクシャクシャでしたが、 なぜだか笑っていました・・・・・。
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