私が学生の頃のお話です。
当時私は水泳部に所属しており練習、試合、飲み会とクラブの活動に専念しておりました。
当時のクラブにはK島君(仮名)というマネージャーがおり、練習メニューの作成から飲み会の幹事まで、
ありとあらゆる面でお世話になっていました。彼は日頃とても明るく、優しく、みんなから愛されていたのですが、
たったひとつ 難点がありました。
それは・・・・・。
K島君は「酒グセ」が非常に悪かったのです!
飲み会ではアルコールが入るとすぐ、目が据わります。続いて後輩を隣に呼びます。 そして説教が始まるのです・・・。
そんな彼の事を、みんな陰で「うんちく君」と呼んでいました。
しかしある飲み会のとき、事件が起きました。
もともと酒があまり強いほうでなかった K島君ですが、その時は異常なペースで飲んでいました。
「ヤバイな・・・」
嫌な予感は的中です。説教の声はいつも以上にデカい、酒はこぼす、グラスは割る・・・手が付けられません。
仕方なく、私は友人4人と二次会へ行かず、K島君を彼のアパートへ送ることに なりました。
K島君をベッドに寝かせ、帰ろうとしたとき、事件は起きました!!
「ブリッ!ブリリリリッ!!」
すごい音がしたかと思うと、部屋中に悪臭が立ち込めました!
K島君はウ○チをもらしてしまったのです・・・・・。
助けようと思いましたが、あまりの臭いに近づけず、友人と
「知らなかったフリをしたほうがK島君も傷つかずに済むのではないか」
という事になり、とりあえずアパートを出ました。
翌日、K島君と会いましたが、「おもらし」については一言も触れません。
私たちも彼には何も言いませんでしたが、その日から川島君のアダ名は 「うんちく君」 から「ウンチ君」になっていました・・・・・。
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