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スイムボカン (水泳の裏話) NO.37 「2600バッタ」

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投稿からです。


・・・私は、コーチをしていた経験があります。今は、辞め別の職についていますが、水泳は好きですので週に数回は近くのプールに泳ぎに行ってます。

今回投稿します話は、私がコーチをしていた時の話です。

あれは十数年前、当時選手を担当していた私は、選手を連れて強化合宿に行っていました。そこの施設はプールが2面あり、強化には最適なプールでした。練習も充実していましたし、その他の体制もよく、毎年お世話になっていたくらい、私たちにとっては最高の合宿でした。

その強化合宿で、こんなことがありました。

練習もいつも通り進んで、今からメイン練習!って時ありますよね。その練習は確か、100×100本だったと思います。その練習はみんな嫌がる練習だったので、ついつい嫌がらせのように、毎回やったことがありました。でもかなり根性は強くなり、自信にも繋がりましたけどね。

その練習では、必ず数名脱落者が出ます。この時も出ました。まだ20本すぎのところでサークルオーバーしている選手が出てきました。ハッパをかけながら何とか50本近くまできたのですが、もうダウンです。その選手は、涙ながらに訴え、途中でリタイヤです。でもまだ本人の頑張り度からするとまだ余力が残っているのを見抜いておりましたので、泣いて訴える演技に私はカツ!を入れました。ムチャクチャ叱りました。そして、横にあるもうひとつのプールでみんなが終わるまでずっとバッタで泳いどけーって言って、その子はバッタを泳ぎ始めました。

私は、その子のことばかりかまっていれませんので、すぐに頑張っている選手の練習に熱を入れておりました。不思議なもんです。熱を入れているときって周りのことがあんまり見えてませんよね。すっかりバッタを泳がしている子どものことを忘れてしまいました。練習も終わり、ダウンも終わり、集合していた時、選手から、○○君は?と聞かれ、ハッと気づきました。

忘れてた〜

ダュシュで呼びに行くと、まだずっとバッタを泳いでいました。腕はぜんぜん上がっていなく、バタフライには見えませんでしたけど、止まらずに泳いでいました。 すぐに止め、上がらせ、何m泳いだんや?と聞くと、「2600mです。」

・・・忘れていたせいで、2600もバッタで泳いでいました。すごいヤツです。バッタでずっと泳ぐなんて。その選手とも、今となっては笑い話でいつも盛り上がるのですが、その時は辛かったでしょうね。反省しました。2600も・・・私だったら止めてます。彼はすごいヤツでした。

ちなみに、その選手は当時4年生。今は立派な大人です。

たまに飲みに行く良き仲間です。


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