初出場の200m個人メドレーのレースで・・・
私がまだ小学校3年の頃でした。初めて200m個人メドレーに出ることが決まり
頑張って練習に参加していました。
先生に怒られながら、でも時々褒めてくれる言葉が嬉しくて、小さいながら、頑張って練習に取り組んでいました。個メを泳ぐのに体力がいる!と練習を終わってからも、近くの神社まで行き、長い階段を走って往復しました。縄跳びやうさぎ跳びもしました。
万全の状態で、かなり自分自身でも気合が入っていたのが、今でも忘れられません。
いよいよ本番、
私は初めて行ったプールだったので、一瞬言葉が出なかったです。
なんとそこは、50mプールだったんです。
普段は25mプールでの練習しかやったことのない新米チビ選手が、50mのプールには圧倒されました。でもここまできて怖気づけないと、気合を入れないし、頑張ろうとプールに向かいました。
召集所では、いかにも速そうな選手ばかりが、腕をプルプルさせながら座っていたり、「ベスト何秒?」と聞いてくるヤツ等、いっぱいでした。
さあ、自分の出番です。
遅いクラスだったので、早く順番が回ってきます。緊張もピークに達し、気合も十分。
スタートの合図と同時に、勢いよく飛び込み、バタフライはわりとテンポよく泳げました。必死の必死で、わけが分かっていなかったんでしょう。それから背泳ぎです。ターンもバッチリいけました。
で、泳いでいくとロープが見えたので、もうすぐターンだ!と思い、片手を伸ばしてバタバタバタ・・・
ところがぜんぜん壁に手が届きません。おかしいな〜と思いながら数秒、バタバタ状態・・・。
あっ!!ここは50mプールだった・・・
時すでに遅し。
なんと25mのセンターロープを5m手前のロープと勘違いし、途中、バタバタ状態で10mほど泳いでいました。
結果は言うまでもありません。失敗したあせりと恥ずかしさで、ボロボロでした。
これが私の初個メです。あ〜くやしい〜
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