クロール
Q:水泳のはじめはクロールから?

A:
4泳法からいうとクロールからが一般的ですね。陸上で言うと歩くのと同じ。水泳の基本はクロールです。しかし、初めて習う事はクロールではなく、水に慣れるところからです。よく、水中歩行や顔付け練習、もぐり、ジャンプ、浮き身姿勢、けの び、キック練習など、クロールを始める前にやっておきたい項目が沢山あります。またこれらの項目をマスターしていないと、いきなりクロール練習では無理があるかと思います。特に大人コースにはよく見られる光景で、ついつい基本をマスターせずに、クロールの泳法から練習に入ってしまうケースでは、時間がかかりますよ〜
スイミングによっては、水なれ基本練習の後に、背泳ぎから教えるクラブや、平泳ぎから教えるクラブもあります。クラブによって方針が違うので、絶対にクロールから!とは言えませんね。

Q:クロールには2種類あるの?

A:クロールには大きく分けて、2種類の泳ぎ方(練習の仕方が違います)があります。それは腕の動作(ストローク)の違いで、1ストロークずつ前で手が合わさるような形で、左右交互に回す「キャッチアップクロール」と手が前でそろわないで、グルグル回すような形が「コンティニアスクロール」と言います。学校水泳では、圧倒的に「キャッチアップクロール」で習っていると思います。スイミングでは2種類を使い分けたり、どちらかを先に練習したりすることが多いでしょう。
どちらが良いのか?はそれぞれのメリット、デメリットがありますので、一概に言えませんが、将来のストロークを想定した指導をしてもらえていれば、どちらでも言いと思います。教えるコーチがその点をしっかり認識してほしいですね。

Q:クロールの呼吸はどうするの?

A:クロールの呼吸は、水中に頭をつけている姿勢から、水をかく動作(キャッチ)に入り、腕が身体の下をかき始め(プル)、水を後方に押し出す動作(プッシュ)から空中を回す動作(リカバリー)、水に手を入れる入水(エントリー)までの一連動作で、プッシュからリカバリーにかけてのタイミングに合わせ、下を向いていた顔を中心軸がぶれないように、横に回転させるように水面に顔を出し、口から息を吸うことが大切です。またリカバリーからエントリーに入る際には、すばやく吸い込んだ息を止め、顔を下に向くよう、先程の反対動作(横回転)で顔を水につけます。水につけている時は、鼻から息を吐きましょう。

それから、息を吸う前に口から息をヴァーと吐くことも、コツです。まずは、立った状態で顔の横回転と呼吸法を練習し、慣れてから横呼吸練習や片手クロール練習などを経て、クロールのコンビネーションに移るほうがスムーズにマスターしていけるでしょう。頑張ってくださいね。


Q:クロールはどっちに顔をあげるのがいいのでしょうか?

A:はじめてクロールを習うときは、出来るだけ左右で呼吸が出来るように心がけましょう。泳ぎにもバランスというものがあり、左右呼吸をマスターすることでバランスの良い筋力が付きます。出来るだけ初めの段階で、左右呼吸に抵抗がないように練習すると良いですね!
但し、既にどちらかで慣れてしまって、利き手側の呼吸じゃない方で泳ぐと、上手く泳げない(遅くなる)という方は、好きな方のみでも良いと思います。リズムを重視し、自分に合った泳ぎで速く泳げるよう練習しましょう。

 
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