■平泳ぎ
Q:あおり足、治りますか?
A:はい。治りますよ〜。足首の非常に硬い子どもは難しい面もありますが、陸上で足首の曲げ伸ばしが出来る子どもであれば、必ず治ります。
まず、初めが肝心!足首を曲げた状態を目で確認し、「曲げる」、「伸ばす」を陸上で行いましょう。次にプールサイドに寝て平泳ぎのキック練習です。ここでは、足首を常に曲げた状態で足を引きつけたり、蹴ったりします。あまり「蹴る〜」と声かけしないで、「足首を曲げたまま大きく動かそう」と言った方が効果がupします。「蹴る」と言われると、子どもは力いっぱい蹴り、今まで足の甲でキックを習っていた子ども達ばかりですので、ついつい足の甲で蹴ってしまい「あおり足」になってしまいます。
次に水中練習ですが、「足首を曲げたまま大きく動かす」を強調し、ビート板を使わず、まずは気をつけキックから行いましょう。その時、子どもは顔を水につけていますので、水中で、コーチが自分の足首を曲げ、子どもに見せ、先ほどの声かけで練習すれば、確実に効果的に治ります。ついついコーチは、泳がせないと上手くならないと思いが ちですが、あおり足の子どもをいくら泳がせても、あおり足キックが上手になるだけで、治ることはありません。短い距離を正確に練習することが、大切です。根気も必要ですが、この方法であれば、1時間で治る子も多いですので、コーチも時間にゆとりが出来、次のステップに移りやすいです。あおり足が治ってから、板キックで、キック強化を図りましょう。姿勢も見てあげてくださいね!さあ、チャレンジしてみてください。あおり足の子どもはみんなこの方法で、1時間〜2時間で治ります。
子どもも治れば合格でき嬉しい思いが出来ますので、コーチのみなさん、研究が必要ですよ!
Q:手と脚のタイミングが分からないのですが?
A:タイミングはとても大切です。タイミングが合っていないと、スムーズに進めません。他の泳法では、ストロークに空中動作が入る為、水の抵抗を受けずに腕を回すことができるのですが、平泳ぎは常に水の中ですので、スピードも出にくい泳ぎです。タイミングで一番大切なのは、腕を前方に出す(リカバリー)する時に、キックが入り、上半身を前方に体重の移動をすることです。ここの素晴らしい技術をもっているのが、あのアテネオリンピック平泳ぎ100m・200mの2種目金メダル獲得の北島康介選手です。あのイメージで泳ぐと最高〜ですね。
蹴りだしは、腕を前方にだす時、水をかき始め(押させる動作をキャッチという)キャッチの時はまだ脚を引かず、かきこみ動作(プル)に入るときに、脚を引きつけ、また手を前方に出す時に、蹴る。この繰り返しです。蹴った時に、伸びるように練習しましょう。目指せ、北島康介選手!!
Q:コーチから「ひとかき・ひとけり」と言われたのですが、何ですか〜?
A:まさしく、読んで字のごとく、「ひとかき・ひとけり」をすることです。この動作は、平泳ぎのスタート及びターン動作で壁を蹴ったあとの動作をいいます。まず壁を蹴り、ストリームラインを保ちながら水の中で伸びます。次に、「ひとかき」 を始めます。前方に伸ばした腕を手のひらで水を捕らえるように両手同時にカギの形を書くように後方へ水を押します。(バタフライのプルに似ています)次に、腕を前方に戻すのですが、戻す動作の時は、出来るだけ小さく、水の抵抗を受けないように前に伸ばしていきます。その際、足を引き(平泳ぎのキックです)始め、腕を前に伸ばすタイミングを合わせ、キックします。これが「ひとけり」となります。この動作は壁を蹴ってから、1回のみですので、「ひとかき・ひとけり」と言います。スタートやターンで差がつきますので、しっかり練習し、少しでも進めるように頑張りましょう。
Q:泳ぎだすと足が沈むのですが?
A:平泳ぎを泳ぐ時も、その他の種目を泳ぐ時も全て同じなんですが、水面に対して体が水平かどうか?をチェックする必要があります。水泳は水の中で進んで行く為、水を掻いたり蹴ったりして前に進む推進力と同時に、反対に体に受ける抵抗という力が働きます。その抵抗をできるだけ少なくすることで、より推進力が増し、スピードが上がり前に進むということです。
今回のように足が沈んでしまっていると体が水面に対し平行ではなく、斜めの(立ち姿勢)状態になっていると予想され、抵抗を十分に受ける形となっております。その点を克服する方法として、頭の位置を確認してみましょう。腕と頭の位置ですが、まず、腕を伸ばしている状態のときは頭をできるだけ下げるように(ストリームライン)しましょう。次に水を掻く動作の時は、水面よりあごを10〜20cm程度上げるようにしてみましょう。個人差がありますがそれ以上顔を上げると体が起きてしまい、立ち姿勢になりやすく、また、腕を前方に伸ばす時に頭を入れにくい体勢となってしまうので、ご注意ください。
次にキック動作ですが、人間の体で最も大きな筋肉が付いている部位は太腿ですよね。筋肉は重く、沈む傾向にあります。特に余分な力が入っていないか確かめましょう。膝の引き付け方や蹴りだし方向によっても推進力が変わってきますので、引いてきた足のかかとは自分の肩幅くらいに開き、そこから後方に蹴るようにしてみましょう。推進力が生まれると水平姿勢になりやすいので、練習してみましょう。
|