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「 2001福岡世界選手権 男子50m自由形

記憶に残っている人もいると思うが、
世界最速の男決める
男子50m自由形で山野井智弘選手が決勝で22秒18で3位に入ったレースを
私は記憶に残る名レースに挙げたい。

体格で劣る日本人が最も表彰台に立つ事が難しいといわれたこのレースで山野井選手は堂々3位入賞を果たしたのである。
もともと日本新記録を連発し日本では最速の名を欲しいままにしていた彼だが当時のベストタイムから考えても誰も表彰台に上がるとは思ってもいなかったはずである。
日本人選手の中でも決して大きくない彼が決勝のコース前に立つと筋肉隆々の外国人選手比べれば明らかに外見だけでは劣っている。
テレビで観戦していた私も「日本新出るかな?」くらいにしか思っていなかった。
まさか表彰台にあがるとは、実際に50m自由形で大幅な記録更新は考えられないものである。

ジュニアスイマーならともかく日本記録保持では尚更難しいこと。

そして、驚くのは一緒に決勝レースで戦った相手だ。

まず1位はアンソニー・アービン選手、言わずと知れたシドニーオリンピックこの種目の金メダリスト。

そして2位が知らない人はいないでしょう。 ピーター・ファンデン・村上ファンド、もとい、フォーヘンバンドです。

まだまだビックネームが続く3位で山野井選手と同着だったのは

今注目のスーパースプリンター、ローランド・スクーマン。

そんなメンバーの中で堂々3位輝かしい!

僅か22秒で終わるこのレース、一瞬にして鳥肌が立ちました。

付け加えるなら、マーク・フォスター。

オーストラリアの荒鷲、ブレッド・ホーク、彼は昨年の日本室内にオープン参加していましたが、現日本選手は誰も歯が立たなかったのです。

そんな面々の中で、体格面で劣る山野井選手が3位に入ったこのレースが私の心に今も鮮明に残っています。

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