ダイエットの
基本知識

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@体脂肪計の測り方
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Bレプチン
C食物繊維
D内臓肥満
Eダイエットと運動

F〜Kのページ

Fリバウンドは
G脂肪は筋肉には変わらない
H肥満症の合併症
I脂肪のカロリー
J体脂肪計と内臓脂肪
K内臓脂肪の測定法


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F「リバウンドはつきもの」
ダイエットを繰り返す方も多いでしょう。
「何度も痩せたり肥ったりを繰り返してしまう」
「いろんな方法も試して見てもうやり尽くした。もっと良いものはないかしら?」
などの悩みをお持ちの方も多いでしょう。 こうした「慢性ダイエッター」が多いのも確かです。ダイエットは痩せてから維持する方がもっと大変です。なぜならばリバウンドがないダイエットはあり得ないからです。リバウンドはダイエットにはつき物だということを忘れてはいけません。 リバウンドが無いかどうかは2年以上の追跡調査を要します。なぜなら2年経たないとリバウンドの結果はわからないからです。痩せるだけならどんなダイエット法も低カロリーですから痩せるのは当然です。最初は痩せることに目的意識と楽しみもあるのでがんばれます。 しかし目標に到達してしまった後、リバウンドと戦う力はなかなか出てこないものなのです。民間痩身療法で2年後の経過を示してリバウンドがないと言える療法は無いのではないでしょうか。特に急激な理論的でないダイエット法には非常に激しいリバウンドが来ます。7−8年後にももとの体重を超えると言う結果を招くことも非常に多いようです。
「リバウンドが無い」と言うダイエット法はその言葉だけで理論と根拠が無いと言えるでしょう。なぜなら2年以上の長期のデータを提出できないでしょうし、なによりそのようなデータなんて取る気もないでしょうし。
G 脂肪は筋肉には変わらない
運動をすれば脂肪は減り筋肉は発達しますが、これらは別の次元のものです。脂肪が筋肉に変わるわけではありません。 汗は単純に水分が出るわけですから、補給すれば体重は元に戻ります。これはダイエットとは言えません。 運動の消費カロリーが思ったより少ないことや脂肪を分解する有酸素運動を取り入れたダイエットはリバウンドが少なく効果的です。
H「肥満症の合併症」
日本肥満学会の診断基準です。
*肥満に起因ないし関連し減量を要する健康障害*
2型糖尿病
脂質代謝障害
高血圧 高尿酸血症:痛風
心筋梗塞、狭心症
脳梗塞、脳血栓
睡眠時無呼吸症候群 脂肪肝
変形性関節症、腰椎症
月経異常

ざっと診断基準だけでこれだけの病気が肥満症の合併症としてあげられています。見た目の美しさも大事ですが、病気の予防も大事なのがわかります。 肥満の減量中に多く見られるのが胆石です。 これはダイエットによる胆汁の濃縮によると言われています。 肥満の為に起こる病気に癌などもあります。 脂肪細胞はエストロゲンと言う女性ホルモンを分泌します。
これが多い肥満者は乳がん、前立腺癌がん等の発症確率が高いと言われています。 大腸がん、胆嚢がんも肥満者に多く、その生活習慣により発症すると言われています。
I脂肪のカロリー
摂取する脂肪のカロリーですが、栄養学では 脂肪1gは9キロカロリーで計算します。
体の脂肪には約20%の水分が含まれていますので実際はその80%、すなわち脂肪1グラムは7キロカロリーで燃焼させることができます。
いずれにしても、脂肪1gを減らすだけで7kcal必要なわけですから、運動での減量にはかなりの努力が必要です。
1キロの脂肪を落とすためには7000kcal必要なわけで、運動だけで痩せるのは非常に難しいのがわかります。
J体脂肪計と内臓脂肪
体脂肪計はいろいろな種類が市販されています。 体内水分量から割り出すので、体の導通の問題などもあり、絶対的な体脂肪を表示するのは難しい場合もあります。食事、水分摂取、運動、入浴などで測定値にかなりバラつきがある場合も多いようです。なるべく同じ条件の時に測ってみましょう。入浴後の就寝前に 測ることが推奨されます。1日に何度も計測することはあまり意味がありません。 上で説明したように医療現場ではこうした測定値のバラつき、絶対的な体脂肪量を計測することは難しいなどの理由からBMIを指標として治療する場合がほとんどでした。しかし最近ではこうしたインピーダンスを計測する体脂肪計も医療現場ではかなり有用という論文も報告されました。 なるべく同じ条件で計測するため、入浴後の就寝前に測る事が推奨されています。
K内臓脂肪の測定法
今日は医師や研究者がどうやって内臓脂肪を測定しているかのお話です。
体につく脂肪には皮下脂肪と内臓脂肪があります。皮の下につく皮下脂肪と違い、お腹の中、内臓周囲につく内臓脂肪は高血圧、高脂血症、心臓病、糖尿病などの生活習慣病と密接な関係がある事がわかってきました。
一般的に男性は内臓脂肪が蓄積し易く、女性は皮下脂肪が蓄積し易いと言われています。 この内臓脂肪が多いと、将来の生活習慣病を発症リスクが増加するのですが「内臓脂肪症候群」自体も比較的新しい概念なので研究者達はこの測定法の標準化と病気との因果関係の解明に努力しているのが現状です。 各病院のCTはメーカーによってフイルムの規格がまちまちで統一した測定法が待たれていたのですが、昨年これを解消した唯一の標準化ソフトが昨年発売されたFatScanです。
大阪大学第一内科の研究、監修で完成したこのソフトは現在100以上の病院、研究所などで使用されています。オヘソの位置でのの断層写真がもっとも内臓脂肪を反映するようで、この位置のCTスキャン画像で測定します。

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